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ブログ画像の引用ルールと正しい引用方法!ブログ初心者は注意が必要!!

ワードプレスでブログを書いていると気になるのが、ブログ内で使う画像についてです。

よくブログ初心者さんから聞かれることでも、「ブログで使う画像はどうしたら良いの?」という質問を受けることがあります。

最初に大事なことなのでお伝えしておくと、ワードプレスブログで使う画像に関しては「知らなかった」では済まされないような大事な注意点があります。

この記事では、ワードプレスブログで画像を引用するときのルールや気をつけておきたいこと、著作権についての解説をしていきます。

現在ワードプレスブログをはじめたばかりという方は、大事なことをお伝えしますので最後までお読みくださいね!!

ブログ画像の引用とは?

写真を洗濯中

まず最初に「引用」について説明させていただきます。

もしかしたら、「引用なんて知っているよ」と思われる方もいらっしゃると思います。

ですが、意外と「引用」という言葉を勘違いしている方もいるので正しく理解してもらうためにも解説しますね。

こちらがウィキペディアに書かれている引用の説明になります。

引用とは、広義には、自己のオリジナル作品のなかで他人の著作を副次的に紹介する行為、先人の芸術作品やその要素を副次的に自己の作品に取り入れること。報道や批評、研究などの目的で、自らの著作物に他の著作物の一部を採録したり、ポストモダン建築で過去の様式を取り込んだりすることを指す。狭義には、各国の著作権法の引用の要件を満たして行われる合法な無断転載等[2]のこと。引用は権利者に無断で行われるもので、法(日本では著作権法第32条)で認められた合法な行為であり、権利者は引用を拒否することはできない[3]。権利者が拒否できるのは、著作権法の引用の要件を満たさない違法な無断転載等に限られる。

引用:Wikipedia「引用」

引用は、自分のコンテンツの中に他人の文章や画像を使うことと書かれています。

おそらく、多くの方が「引用」という言葉をこのように理解しているのではないでしょうか。

なので、「画像を引用するときは出典元さえ記載されていればどんな画像を使ってもOK」みたいに思っている方が多いと思います。

正直、わたしもブログ初心者の頃はこのような理解でした。

ただ、ウィキペディアの説明の最後の方に「著作権法の引用の要件を満たさない違法な無断転載等」と書かれています。

つまり、引用で大事なことは、「著作権法の引用要件を満たしているのかどうか」が鍵になります。

では、著作権法の引用要件とは何か?ということですが、こちらは次の章の「引用のルール」で解説します。

ブログ画像の引用のルール

ルールと書かれた画像

ブログ画像の引用に関しては、文化庁が発表している「著作物が自由に使える場合」という引用のルールがあるので、まずはこちらをご理解ください。

(注5)引用における注意事項
 他人の著作物を自分の著作物の中に取り込む場合,すなわち引用を行う場合,一般的には,以下の事項に注意しなければなりません。

(1)他人の著作物を引用する必然性があること。
(2)かぎ括弧をつけるなど,自分の著作物と引用部分とが区別されていること。
(3)自分の著作物と引用する著作物との主従関係が明確であること(自分の著作物が主体)。
(4)出所の明示がなされていること。(第48条)
(参照:最判昭和55年3月28日 「パロディー事件」)

引用元:文化庁:著作物が自由に使える場合

上記に書かれているように、画像の引用は、そもそも「引用」ということが分かるようにしないといけないということです。

そして、最も大事なことは「必要性があるかどうか」です。

つまり、画像をブログ記事の中に使う必要があるかないかで、引用になるか無断転載になるかが分かれるということです。

例えば、自分の考えを証明するといった場合に使用するケースなどは目的が正当とみなされることになります。

ちなみに、ちょっと話が脱線するのですが、わたしのYouTube動画やメルマガの登録画像とかが勝手に海外のよく分からないサイトに上がっていることがあります。

特に文章とかの記載がなく、ただ動画だけとか、わたしの画像だけが貼られている状態です。

これは完全に無断転載ですね^^;

もしも、わたしと同じように無断転載されているという方がいたら、これはGoogleに伝えて記事を削除してもらうこともできるので、こちらの記事を参考にしてください。
参考:他人が管理するサイト情報(記事)を削除する方法

話を戻しますが、画像を引用するときは、「そこに画像を引用する必要があるのか?」をしっかり考えてから引用するようにしましょう。

「他人が作った画像がおしゃれだから」みたいな理由で勝手に画像を引用するのは、どんなに引用元を記載していたとしてもNG です。

しっかりと引用のルールを理解をしておきましょう。

著作権について

コピーライトと書かれた画像

ブログ画像を引用したいげど、著作権にひっかかってしまうのではないのかと危惧している方も多いのではないでしょうか。

ブログの画像は、正しく引用をおこなわないと、著作権に違反することになり、著作者から訴えられてしまう恐れがあるのです。

では、ここからは著作権についても少しお伝えしていきたいと思います。

著作権とは、知的所有権の一つで、創作した人が自分の著作物を独占する権利のことです。

著作物には、いろいろな種類があって、音楽や本、絵画、写真、画像、映画などがあります。

あと、著作物は「著作権法」で守られています。

ですので、著作権を侵害した場合には、違反行為として罪に問われることがあるのです。

第百十九条 著作権、出版権又は著作隣接権を侵害した者(中略)は、十年以下の懲役若しくは千万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。

第百二十四条 法人の代表者(中略)、使用人その他の従業者が、その法人又は人の業務に関し、次の各号に掲げる規定の違反行為をしたときは、行為者を罰するほか、その法人に対して当該各号に定める罰金刑を、その人に対して各本条の罰金刑を科する。
一 第百十九条第一項(中略) 三億円以下の罰金刑

引用元:平成30年法律第72号 著作権法

もし、著作権で訴えられてしまった場合は、損害賠償の請求をされることがあるそうです。

つまり、無断で他人の作成した画像、写真、音楽などを使うと、多額のコンテンツ使用料の請求をされることになります。

ブログの中で、他人の文章や画像を使う場合は、正しく引用をするか、使用料を払って使わせてもらうしか方法はないので気をつけておきましょう。

ブログ画像の正しい引用方法・注意点

パソコン画面に画像が表示されているところ

では、ここからブログ画像の正しい引用方法をおさえていきましょう。

ブログ画像を引用するときですが、最初の方でも記載した通り、文化庁が発表している「著作物が自由に使える場合」の引用における注意事項を守る必要があります。

(注5)引用における注意事項
 他人の著作物を自分の著作物の中に取り込む場合,すなわち引用を行う場合,一般的には,以下の事項に注意しなければなりません。

(1)他人の著作物を引用する必然性があること。
(2)かぎ括弧をつけるなど,自分の著作物と引用部分とが区別されていること。
(3)自分の著作物と引用する著作物との主従関係が明確であること(自分の著作物が主体)。
(4)出所の明示がなされていること。(第48条)
(参照:最判昭和55年3月28日 「パロディー事件」)

引用元:文化庁:著作物が自由に使える場合

上記のルールから、正しく画像を引用するには以下のことに気を付けて引用していきましょう。

  • 引用をする必要があるか
  • 自分のコンテンツと引用部分の区別
  • 出典元の明記

では、これらを詳しく解説していきます!!

引用をする必要があるか

まず最初に、先ほどもお伝えしたのですが、引用をするときは、引用をする必要があるのかを考えてから引用するようにしてください。

例えばですが、先ほどお伝えした文化庁の「(注5)引用における注意事項」に関しては、引用方法をお伝えするために注意事項として引用しました。

以下のような感じで、引用しないといけないところにだけ引用を使うようにしましょう。

ここでは、文章の引用ですが、画像に関しても同様です。

画像の引用も必要な場面にだけ、引用させてもらうようにしましょう。

自分のコンテンツと引用部分の区別

自分のコンテンツ(著作物)と引用部分の区別しなければならないです。

ですので、まずは視覚的に区別するために、引用というのが分かるような見せ方をする必要があるということを覚えておいてください。

ちなみにワードプレスでは、この記事内でも使っているように、引用部分に<blockquote>というタグを使って引用と表現できるようになっています。

編集画面では、以下の引用のブロックを使用するようにしてください。

それと、自分のコンテンツ(著作物)と引用する著作物との主従関係を明確におこなう必要もあります。

引用をする際は、あくまでも自身のブログがメインで、引用する著作物はサポートとして使用しなければならないという点も注意してください。

つまり、記事がほとんど引用文だけで作られていた場合は、引用ではなくパクリになります。

出典元の明記

引用する時ですが、引用元を明確に表示する必要があります。

ですので、サイト名や記事名・コンテンツ名・リンクなど明示するようにしましょう。

例えば、「引用元(出典元):サイト名/コンテンツ名」という感じで、テキストにリンクを貼って引用元に飛べるようにしておいてください。

ブログで画像を使用したい時はフリー素材またはオリジナル素材

女性が写真を選んでいるところ

自身のブログで画像を引用したい場合におすすめする方法は、フリー素材やオリジナル素材を使うようにすると安心です。

フリー素材の画像を使用する際の注意点は、報酬が発生するブログの場合に使用するときには、商用での利用が可能かを確認する必要があります。

その他にクレジット表記が必要なのかや、人物のモデルリリースはあるのか・画像の加工はできるのかなど確認が必要になります。

クレジット表記とは画像制作者名やサイト名などを指し、必要な場合には画像を入れたページに表記するようにします。

猫が毛布に包まれているところ
まだ寝ないの?モーフで待つ子猫の画像/出店元:ぱくたそ

人物のモデルリリースとは画像に写っている人が画像の利用を許可していることになり、許可のある画像を選ぶようにすると安心です。

画像の加工は色の補正や文字入れなど勝手におこなうと違反になる場合があるので、加工しても良いのか確認することが大切になります。

フリー素材ではなく他者の画像を使用したい場合には、許可をとった方が良いです。無断転載になってしまってトラブルが引き起こることもあるので、前もって許可を得ておくと安心して使用することができます。

他のサイトからの許可済みで使用する際には、直リンクではなく自身のサーバーにアップロードする必要があります。

画像をダウンロードをしてから自身のサーバーにアップロードするようにしましょう。

以上のように、ブログの画像にフリー素材を使う際や他の方のサイトの画像を使うには、注意することがたくさんあります。

なので、安全に使用したいのであれば、自分で撮影した写真などにすると良いでしょう。

ブログ画像の引用で気になること

QアンドAと書かれた画像
インターネット上で見つけた画像を拾ってきて使ってもいい?

インターネットなどにはたくさんの画像がアップされているのですが、インターネットで拾って画像をアップするようなことは避けた方が良いです。

なぜなら著作権侵害で賠償責任を負ってしまう可能性があり、自身のブログを閉鎖に追い込まれることもあります。

インターネット上の画像はほぼ著作権があるので、安易に使用することが非常に危険になるので注意する必要があります。

著作権侵害には注意を払う必要があり、安易な考えで行動をしてしまうとさまざまなリスクを伴うことになります。

ルールを守らずに引用してしまうと、損害賠償を請求されたり厳しい場合には刑事罰に発展することもあります。

また自身のブログを閉鎖しなくてはならなくなるようなこともあるので、ブログ画像 引用する際にはルールをしっかり守ってから使用しなければならないです。

ルールがイマイチ把握することができない場合には、画像サイトからダウンロードして購入するようにしたら良いです。

Amazonアソシエイトの画像の使用は著作権侵害になりますか?

Amazonアソシエイトの画像は、画像リンクとして取得できるようになっています。

なので、Amazonの写真だけを勝手に自らのサーバーにアップして使うことはNGですが、Amazonから画像リンクとして取得した場合は記事内で使ってもOKです。

ちょっと難しいですよね。

つまり、Amazonの商品画像をスクショとか画像を保存して自らのサーバーにアップするのはダメです。
ただ、Amazonアソシエイトは商品リンクというのを取得できます。

あとは、Amazonアソシエイト・プログラムの規約がありますので、その規約を守って使うようにしてください。
参考:Amazonアソシエイト・プログラム運営規約

手順解説のスクショは大丈夫ですか?

こちらに関しては、手順を解説するためにスクショを撮って掲載するのは、正当な目的となるのでOKのようです。

TwitterやYouTube動画の埋め込みはしても良いのでしょうか。

Twitterの埋め込みに関しては、基本、ツイート自体はツイートした本人の所有物にはなります。ですが、Twitterにアップした時点で「Twitterサービス利用規約」に基づいて、「アップされたコンテンツはTwitterが自由にできる」というのがTwitterの利用ルールです。
なので、Twitterのツイートは埋め込みしてOKということなんです。
ただ、Twitterの埋め込みは必ず、Twitterの埋め込み機能を使用することがルールです。Twitterのツイートをスクショしてアップするのは違反なのでやめましょう。

YouTubeに関しても、Twitter同様で、「YouTubeの利用規約」に明記されています。
利用規約によると、YouTubeは埋め込み機能を利用しての引用は許可しています。
ただし、YouTube動画を作成した人が埋め込みを許可していない場合は、コンテンツを使うことはできません。

Googleマップのスクショを掲載するのはOK?

GoogleマップはスクショはNGです。ただ、Googleマップは埋め込みができるので、埋め込みをするようにしてください。

Googleマップの埋め込みは「共有」から「地図を埋め込む」を選択すると埋め込みコードの取得をすることができます。

まとめ

今回は、ワードプレスブログで画像を引用するときのルールや気をつけておきたいこと、著作権についての解説をしました。

最後に大事なことなので、もう一度お伝えします。

画像を引用する方法と注意することは以下の3つです。

  • 引用をする必要があるか
  • 自分のコンテンツと引用部分の区別
  • 出典元の明記

ブログで画像を使う時は、ブログを書く人がちゃんと画像引用のルールを知っておかなければなりません。

「知らなかった…」では済まされないこともあるので、重々注意してブログ運用をしていきましょう。

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ゆかアフィリエイター兼WordPress専門家
ご訪問ありがとうございます! ゆかブログの管理人でアフィリエイター兼WordPress専門家のゆかです。福岡で3人の子供を育てながら、お家でのんびりとブログを書いて生活しています。
ブログを書く以外のお仕事は、パソコンが苦手な女性起業家さんのワードプレスブログ運営をサポートしたり、代行でワードプレスの立ち上げをしています。
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