パートで働いている主婦が、仕事を辞めたいと思ってもなかなか辞められない理由がある場合は少なくありません。
どうしても辞められないときにはどんな対策ができるのでしょうか。
パート主婦が仕事を辞められない理由として、典型的なケースが3つあります。
- 引き止められてしまう
- 家計を支えないといけない
- 家族やご近所の目がある
では、これら3つについて詳しい解説と、問題に関しての解決方法があるのかを考えていきましょう!!
ケース1:パートを辞めないように引きとめられてしまう
パート主婦が仕事辞めれない理由としてよくあるパターンが、職場で上司などから引きとめられてしまうからというものです。
職場によって傾向にはかなり違いがありますが、介護施設やスーパーなどでは人材が不足していてパートの人にもかなり無理を言ってシフトに入ってもらっているケースが多々あります。
ですから、辞めたいと上司に伝えても、自分が抜けた分、他のパートの人たちの負担になるから辞められると困る、などと懇願される場合もあるでしょう。
パートを辞めないでと引き止められたときの解決策とは?
この場合には二通りの解決策があります。
一つは、引きとめられても気にせずに辞表を出して退職してしまう方法です。
もし退職願を受理してくれないのであれば弁護士や退職代行業者を利用するのが賢明な対策でしょう。
もう一つは、代わりに働いてくれる人を探す方法です。
保護者会などで他の子供の母親と顔を合わせたときに話題にしてみて、自分の働いている職場でパートをするのに興味を持ってくれる人を探してみましょう。
うまく見つけることができたら上司に話を切り出し、代わりに働いてくれる人を見つけたから辞めさせて欲しいと伝えれば良いのです。
紹介した人に仕事を引き継ぐことになる場合が多いことも、念頭に置いておくようにしましょう。
ケース2:どうしても働いて家計を支えなければならない状況
パートの仕事をどうしても辞められないのは、家計を支えなければならないからだというパターンもよくあります。
夫の収入だけでは、これから子供を育てていくためのお金も、老後を見据えた貯蓄も十分にできないから、自分も働いて稼がなければならないというプレッシャーに駆られていることは珍しくありません。
夫があまり働いていないような場合には生活をするお金にすら困っている場合もあるでしょう。
その場合には、どんなに辛い仕事だったとしても必死に働き続けなければならないという気持ちも強くなりがちです。
どうしても働かなければならない状況の解決策とは?
このような状況から脱却する方法も二通りあります。
一つは、夫にもっと稼いでもらえるように働きかける方法で、転職して収入を上げてもらえれば解決できるでしょう。
もう一つは、パートでなくても家計を支えられる方法を探すやり方です。
最近では、在宅ワークで毎月何十万円も稼いでいる人が増えてきました。
家事や育児の合間を縫って働ける在宅ワークを探して、自分に合っているものがないか検討してみましょう。
通信教育などを使ってスキルを習得することにより、高い単価の仕事もできるようになるので併せて考えてみるのが大切です。
ケース3:家族や近所関係の問題があるから
パートを辞められずに悩んでいるのは、家族や近所との関係に問題があるからだというのも典型的なパターンです。
夫の考え方として自分だけでなく妻も働くものだと考えていて、パートであっても働いていないと喧嘩になってしまう懸念があるということもあるでしょう。
同じような考え方を夫ではなく自分か夫の両親が持っていることもないわけではありません。
あるいは地域的に夫婦共働きが普通で、平日の昼間も家にいるようでは変な噂が流れてしまうのが心配になるようなケースもあります。
家族関係の問題の解決法はあるの?!
家族関係に問題があるときにはかなり切実なことで、簡単な解決策はありません。
本当にパートを続けるべきなのかどうかを家族できちんと話し合ってみましょう。
なぜ仕事を辞めたいのかを正直に話して説得することが解決につながります。
一方、昼間に仕事をしないで自宅にいると近所の目が気になるという場合には、昼間は外出してしまうか2階などであまり目につかないところで生活すれば解決可能です。
あるいは限られた地域の問題なら引っ越してしまうことでも対策できます。
地域によってはほとんどの家庭が専業主婦というところもあるので、気兼ねなくパートを辞めて家事や育児に専念することができるようになります。
辞められない理由に応じて適切な方法で解決策を見つけよう
パート主婦を辞められずに困っている人は、理由に応じた解決策を選ぶのが肝心です。
職場の意向でなかなか辞められない場合も、家計を支えるための収入源が必要な場合も、家族や近所との関係で問題がある場合も解決することができます。
これ以外の理由があるときにも辞められない原因をしっかりと考察すれば打開策を見つけられるでしょう。